隣のアイツ
‘美弥’


美弥はピクッと体を震わせ俯きながらジッとしている


こんなに近くに美弥がいるなんて今でも信じられない


あの頃より少し背が高くなり、髪も長く…優しい香りがする

後ろから髪に指を絡ませる。そしてその髪を片側にかき寄せると美弥の白い首筋が目の前に見える


俺は吸い寄せられるように顔をうずめた
< 110 / 136 >

この作品をシェア

pagetop