隣のアイツ
テレビの音なんて頭に入ってこない


少し濡れた髪
同じボディシャンプーなのに甘い香り


俺はそっと美弥に手を伸ばした


長い髪を一束つかみ口に当てる


‘あっ…’と言い
‘智貴’と美弥の声が耳に響く

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