俺の彼女
生徒も疎らになった頃

見慣れた巨体が視界に入った




いた!

出てきた!



出待ちをしているファンのように俺の心が跳び跳ねる


俺の近くまで来た愛梨は



まるで俺なんか存在しないかのように



視線を一回も合わせることなく目の前を横切った
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