俺の彼女
鼓動が耳に響く


「も、もしもし…。」



『どうしたの…?』



いつもの彼の声
携帯を持つ手が震える



「あ…あのっ…さっきの…その……返、返事を…。」


うまく言葉か出てこない


必死になって真紀に助けを求めるけど

我関せずって表情でカプチーノをすすっていた




もぅぅ―!




『―…あ、うん。』


芹澤くんの声も…緊張してる?



「それで…その…」


『…直接会って話せないかな?』


「え…?」



『今ドコいるの?』


「え…っと、駅裏のカフェに…。」



『わかった。
今から行くから。少し待ってて。』



そう言って電話は切られた
< 128 / 213 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop