俺の彼女
夕陽
店の前で彼女を下ろす


「今日は…ありがとう…。」

恥ずかしそうに言う彼女の言葉に敬語はなかった


それが嬉しくて
彼女の頭をグシャグシャと撫でた


「キャッ…!」


驚いて身を固める彼女

「こっちこそありがとう。今日は楽しかった。


今度は愛梨からメールしてね。」



「え?」


驚いて顔をあげる愛梨を横目に俺はスロットルを回した


「じゃね。」



走り出すバイク


その心地いい振動に揺られながら


1日の愛梨を思い出して


なんども微笑んだ



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