俺の彼女
「ったく…。
こんなに濡れてると、風邪ひくぞ?」


クシャクシャと
俺が一回しか触ったことがない彼女の柔らかい髪を
撫で上げた



「そうかなぁ?つい夢中になっちゃって。」


テヘへ
と顔を緩める愛梨は
とても幸せそうに笑っていた



俺には
絶対見せないような笑顔で

知らない男と店に入っていった
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