平凡彼女はシンデレラ
ニコって笑ったアユさんを俺は見て無かった…。
「卓斗クン、こっち!!」
連れて来られたのは、
「アユさん家ですか…。」
「見て欲しいものがあるの。ダメ?」
「見るだけなら…。」
良いよな…?
部屋に通して貰って、見せられたのは
実際どうでも良いものだった。
こんな事で俺を呼ぶな…。
って言えない…。
猫かぶりなもんなのでね…。
奏愛の所に早く行きたいんですけど。
俺は気付かなかった。
この光景を写真に撮られてたなんて…。
俺がその事を知るのはもうちょっと先の事。