平凡彼女はシンデレラ

そして深夜…。



「…5…4…3…2…1…0…。」



11月14日。



「誕生日…おめでとう…。」



あたしはヒッソリと誕生日を迎えた。



今日はみんな仕事。



――トントン


「…はい…。」

「奏愛?これ…。」

「?祥也?」

「誕生日だろ。」

「ありがと…。」



毎年祥也は誕生日にプレゼントくれる。



唯一家族の中で祝ってくれる。



祥也から貰ったのは特注品の香水。



高かっただろうな~



祥也は金持ちだもんね。



「…祥也…ありがと…。」



あたしは涙を流した。



< 222 / 322 >

この作品をシェア

pagetop