平凡彼女はシンデレラ
そして深夜…。
「…5…4…3…2…1…0…。」
11月14日。
「誕生日…おめでとう…。」
あたしはヒッソリと誕生日を迎えた。
今日はみんな仕事。
――トントン
「…はい…。」
「奏愛?これ…。」
「?祥也?」
「誕生日だろ。」
「ありがと…。」
毎年祥也は誕生日にプレゼントくれる。
唯一家族の中で祝ってくれる。
祥也から貰ったのは特注品の香水。
高かっただろうな~
祥也は金持ちだもんね。
「…祥也…ありがと…。」
あたしは涙を流した。