平凡彼女はシンデレラ
立て続けに入っていたメール。
ほとんど祥也から。
てかご飯なら自分で作れよ!!
あ…こいつは作れないんだった。
家族で料理が出来るのは、ばぁばとパパとあたしだけ…。
ママは一応出来るけど…
美味しくないんだよね。
てか帰れって言われても…。
「雨ヒドいじゃん…。」
ますます酷くなってるし。
「何か急用でもあるの?」
「…まぁ?
何で瀬川卓斗はいるの?」
「さぁ?何となく?」
「意味わかんない…。」
「ははっ。ずっと気になってたからかな?」
「…?」
「君と初めて話した時、反応が薄かったから気になったんだ。」