平凡彼女はシンデレラ

…ん…声が聞こえる…。


「じゃあ雨宮さんの分は私が書いて置くから、瀬川君は自分で書きなさいよ。」

「はい。」



今の会話…。


卓斗?



ドアが閉まる音が聞こえた。



もしかして…あたし…


卓斗と二人っきり?



えっ!えー!!



次第に近付いてくる足音。



完全に目が覚めたせいか、寝たふりも出来ないよ~



「奏愛?起きてんの?」

「……。」

「はぁ。起きてんだろ、奏愛」



バレてんじゃん。



「たっ、卓斗…。」

「やっぱ起きてんじゃん。」



ヤバい、ヤバいですよー。



先生どこ行ったの~~




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