平凡彼女はシンデレラ

「家の事も自分でやり出したし、料理も近所の人に教えてもらったらしいんだ。」



祥助さんは心配なんだ奏愛の事…。



「俺は卓斗の事を信用してるし、別に卓斗なら文句も言わねぇ。

けど…。」



「けど…?」



「奏愛が心配なんだよ。
他の姉弟と違って社会を知らない。

感情を表に出さない奴だから…。」



これは祥助さんの親心…。


奏愛の事を思ってるから、こんなに心配なんだ。



「卓斗…約束出来るか。
奏愛を大切にするって…。」


「それ…奏愛にも言われました。


大丈夫です。大切にしますよ。」

「なら良いや。

てか遅いな。」



< 80 / 322 >

この作品をシェア

pagetop