向日葵の雫


そして・・・

少しの間、沈黙が続いた


『あのねー・・・』


言葉を発したのは空翔の方だった!!

でも、もう帰らないとイケない時間

どうしよう・・・


「今度でもいいカナ?」

『何でー?』

「帰らないと・・・夕飯が・・・」

『家で食べて来なよ?』

「でもー・・・」


また、沈黙がつづく・・・

今回は私が悪いんだけど・・・


『分かった!今日は帰っていいよ』

「空翔、ゴメンねえ!」

『・・・いいよ』

「今度いってね!」

『・・・うん』

「約束だよ?」

『分ってるよ・・・』

「じゃあーばいばい?」

『送るよ!』

「大丈夫♪ゆっくり休んで!!」

『分かった・・・ばいばい』


って言って空翔の部屋を後にした私・・・

何だか悲しそうだったなあー空翔

こんな日に送って貰っちゃったら・・・

空翔に迷惑掛けて私きっと

泣いてただろうねえー・・・



これで良かったんだよね?

うん、良かったんだよ!
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