君に贈る詩*
コトバ
コトバにしてくれなきゃわかんないこと、たくさんあるんだよ?
ある日の昼下がり。
「ねぇ、私のこと好き?」
お願い、好きって言って。
「うん。」
彼は笑って答える。
違う、そうじゃなくて…。
ちゃんと好きって言って欲しいの。
不安なんだよ…。
…あなたは本当に私のこと好き?
付き合って3ヶ月。
クールな彼に好き、とかそんな甘い言葉を言われたことは一度もない。
だから不安になるんだ。
「私のこと、嫌い?」
「は?」
彼の声がいつもより低くなるのがわかる。
「嫌いなの?
こんな私にうんざり?」
言ってる間に泣けてきた。
「…」
彼は黙ったままで、あたしは彼がどんな顔をしているのかを見るのが怖くて俯いたまま泣き続けた。
ウザイ、よね…。
もともと、付き合ってくれたのだって嫌々だったのかな?
あたしが必死になってたから同情で付き合ってくれてたのかな?
だったら、すごい迷惑だよね…。
「…ごめんね。
もう我慢しなくていいよ。
今までありがとう。」
あたしはそう言って立ち上がり涙を吹いて歩き出す。
ほんとにもう…
終わりなんだ。
「待てよ。」
突然腕を捕まれバランスを崩す。
「キャッ。」
転ぶ、と覚悟して目を瞑ったけど、しばらくたっても痛みが現れない。
そっと目を開けるとそこには彼の顔。
「嫌いな訳ないじゃん。」
「え…?」
「だから、好き…だって。」
驚いて見上げるとそこには顔を赤く染めた笑顔の彼がいた。
〜コトバ〜
(たまには、甘いコトバも聞かせてね?)
ある日の昼下がり。
「ねぇ、私のこと好き?」
お願い、好きって言って。
「うん。」
彼は笑って答える。
違う、そうじゃなくて…。
ちゃんと好きって言って欲しいの。
不安なんだよ…。
…あなたは本当に私のこと好き?
付き合って3ヶ月。
クールな彼に好き、とかそんな甘い言葉を言われたことは一度もない。
だから不安になるんだ。
「私のこと、嫌い?」
「は?」
彼の声がいつもより低くなるのがわかる。
「嫌いなの?
こんな私にうんざり?」
言ってる間に泣けてきた。
「…」
彼は黙ったままで、あたしは彼がどんな顔をしているのかを見るのが怖くて俯いたまま泣き続けた。
ウザイ、よね…。
もともと、付き合ってくれたのだって嫌々だったのかな?
あたしが必死になってたから同情で付き合ってくれてたのかな?
だったら、すごい迷惑だよね…。
「…ごめんね。
もう我慢しなくていいよ。
今までありがとう。」
あたしはそう言って立ち上がり涙を吹いて歩き出す。
ほんとにもう…
終わりなんだ。
「待てよ。」
突然腕を捕まれバランスを崩す。
「キャッ。」
転ぶ、と覚悟して目を瞑ったけど、しばらくたっても痛みが現れない。
そっと目を開けるとそこには彼の顔。
「嫌いな訳ないじゃん。」
「え…?」
「だから、好き…だって。」
驚いて見上げるとそこには顔を赤く染めた笑顔の彼がいた。
〜コトバ〜
(たまには、甘いコトバも聞かせてね?)