ありがとなっ!
「あたし、信壱の事、ずっと好きだったの!」
言ったぁ~!言ったよ!あたし!
すごいすごいすごいすごぉ~い!
ちゃんと、自分の口から「好き」って言えたよっ!
愛紅は、心の底でガッツポーズをしていた。
『えっ?・・・・・・』
あ、ヤバイ。
信壱が、おどおどしてる。
「あ、いや、あの。付き合ってとかじゃないから!
ただ、ずっと好きだったから、その気持ちだけでも伝えておきたかったなって。今日だけ、好きでいてもいいかな?」