小島よしお

仕方ないので
しばらく休憩し、のんびりしていた。

すると、ふと思いついた。

「ライブで歌ってるDVD見せろよ~」

そう祈りはバンドのボーカル。

しかし俺は実際に見た事はなかった。

「いいよ~」

DVD操作する祈り。

しかし、

「あれ?バグって見れないや」

「はあ?まじで~」

楽しみにしていた俺は落ち込み、彼女の胸に顔をうずめる。

「ごめん、ごめん。よちよち。ビデオなら見れるよ~、旅行行った時の見る?」

「みる~」

何故か赤ちゃん言葉風。

テレビに映ったのは卓球をやる祈りの浴衣姿だった。

「かっわいい~」

本当に可愛いんだこれが。
こんな可愛い子いないだろって言うくらい。

ビデオには卓球したり、寝起きの顔が写ってたり・・
ドッキリマル秘報告のアイドルみたい。

新たな一面だった。

「やっぱ、俺、間違ってなかったな」

「何が?」

「うん、祈りは可愛いってこと」

・・・

「ん?どうした?」

祈りが急に真顔になって言う。

「ねえ、前から聞きたいことがあったの・・」
< 11 / 18 >

この作品をシェア

pagetop