生涯の記憶の内の 1000000/1 でもいいから私を残してほしいの
・・・1




「稲月先輩!」


廊下で見つけた彼の背中に
思わず声がでた


彼は驚いて振り向いた。


視線の先にいる私を見つけると
ゆらりゆらりと手を振った。




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