ラブ・愛恋
「ふぁ麗…今何時?」

「…………。」
[…………………寝てるし…可愛いな…やっぱ彼女にして良かった…麗は絶対!敬にはやらない!俺が守ってやる!あれ!?俺…起こしちゃった?やべぇ!寝たふり!寝たふり!!]

「ふぁいつの間にか寝ちゃたなぁ恋夜ご飯の……」

まだ寝てるし!可愛いな…よく見ると恋の肌って結構綺麗だなぁ…芸能人になれるんじゃない?

「夜ご飯のなんだ?」

突然起きたし!!

「夜ご飯の時間ダヨ!」

「あそうか…もうそんな時間だったのか…麗…ちょっと待ってな!」

パンパン!

「お呼びでしょうかお坊ちゃま」

えぇぇぇぇ!手叩いただけで執事くんの?すげぇぇ

「夜メシを持って来い!麗の分もな!」

「かしこまりました」

そう言って執事は部屋を出ていった……


……………数秒後

「晩餐を持ってまいりました…」

………え?1分も経ってないよ…てめぇはセバスチャンか

「持って来い!それと…明日の朝になるまで入って来るな!」

うぇぇぇ!今から朝までずっと二人きり?

「かしこまりました…失礼します…」

かしこまるな!うぇぇぇ嫌だよ…

「麗!食べながら話を聞いてくれ!」

なんか真剣だ…何を話しすんだろう…

「麗…貴様は敬所から金借りてるだろぅ…来週からそこのメイドになるんだろ…」

!!!!!!!!!!!!!!!!

「なんで知ってんの?!」

「だから言ったろ!俺は何でも知ってる…って!それでさぁ…俺はそのコトを知って…お前を俺専用のメイドにした…あいつの家に行くな…俺は本当にお前のコトが好なんだ…」

「なんで…敬のコト知ってるんですか?」

「兄弟だからだ…俺が兄…敬が弟…」

「……………」

何も言えかった…

「驚いただろ!俺の父は関ケ原家を捨てた…組長の座も捨てた…舞浜って言うのは…俺の産みの母の姓だ…ただ…敬は今の父の妻から生まれた子で…祖父が気に入り…俺と敬を取り替えた…」

何?!この家…凄い家系だな…恋は今…執事以外に頼る人がないんだなぁ…聞けば…父は中学のトキからあってないようだし…今の母は恋のコト嫌いだし…可哀想だなぁ…
< 10 / 16 >

この作品をシェア

pagetop