ラブ・愛恋

恋お坊ちゃま

…………学校

今日の朝起こったコトや昨夜のことを明に全部話した…。

「凄いね…ディズニーランドと言い組長孫と言い…つーか…麗…大丈夫?」

「まぁ一応大丈夫…」
マジ言うと大丈夫じゃない
「まぁ明は麗の親友やから何か困ったコトあったら言ってな!」

………………昼

誰も居ない…ウチだけの秘密基地へ行った…

だが…そこには恋がいた…
「なんでここに居るんですか?」
おかしい…ウチだけの秘密基地なのに…

「あ学校探険してたらここ見つけていいなぁって思ったから」

「あの…ここウチだけの秘密基地なんですが…」

「だと思ったぁ!これやっぱり麗か!可愛いなぁ」
あいつが見てたのはウチが小さい時の写真だった…

「なぬ!」

「まぁいいじゃん!ウチら付き合ってんだから!!俺のも見してやるから!」
分厚いアルバムを渡された…開くといっぱいミッキーとの写真があった…

「かっわいい!!」

「あまりジロジロ見るなよ!」

……………??

「あれ?!親との写真は?」

「そんなのねぇよ!」
なんか悲しそう…見ればわかる…

「俺さぁ隠し子なんだよ父の愛人から生まれたんだよ…だが…そのコトがマスコミに知れたら大変だからすぐ別れたが…つーか殺された」
泣いてる…。

「ばれるのが怖いから父が殺した…まぁあの愛人も悪いが色んな所から金借りてたしまぁその後父が返したが…」
ウチは何も言えなかった…恋がこんな辛い体験をしてたとは知らなかった…


「麗ごめんな!変なコト言って!」
ちょっと恋が良い人に見えた…。
ちょっとキュンとした…
ちょっと好きになった

「いえ…こちらこそ…スミマセン…嫌なコト思いだして…」

「あ大丈夫!誰かに言えてちょっとスッキリしたし悲しみが半分になった!……と言うよりも…麗!いつまでお嬢様キャラなんだ?」
うぇぇぇ!ばれてた!

「恋はどっちがいいんだ?」
「学校ではお嬢様キャラかな普段のときは本当のお前で!」

「いつから知ってたんですか?」

「ははは!言ったじゃん!俺に知らないモノはない!」

「凄いですね…」
マジで凄い!やはりお坊ちゃまだなぁ

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