恋せよ男女(オトメ)
『慎一郎さんは仕事の為なら・・・・・』



「慎ちゃん・・・・そんなに色々してくれなくても、私ちゃんと頑張るから=3」



「・・・・どういう意味?」



「篤君が・・・・慎ちゃんは仕事の為ならどんな努力でもするって言ってたから・・・・」



「努力・・・?!」



慎一郎の顔が分かりやすい程変わった。



「努力ってどういう意味?」



「私がここに来ると慎ちゃんの私生活まで邪魔する事になるでしょ~」



「篤に何を言われたのかは知らないけど、俺はそんなに人のいい奴じゃないよ(-0-#)」



「結衣ちゃんにここで仕事していいって言ったのは、ここの方が何かと便利だと思ったから・・・・」



「前にも言ったけどこの部屋に人を上げる事はないし、ましてや泊まった事があるのは結衣ちゃんだけだよ(-“ー)」



「・・・・・。」



慎一郎の迫力のある話し方に思わず黙ってしまった。



「・・・・あっ・・・・ゴメン(-人ー)」



少し大きな声を出してムキになっていた自分が恥ずかしくなった。



「ううん・・・・・」



「もしかして、まだここに来ることを迷惑だとか思ってたの?」



「・・・・少し」



「・・・・はぁ思ってたら何度も電話したりしないよ=3」



「・・・・うん。」



「何なら明日にでも結衣ちゃんの部屋を解約してもいいよここに一緒に住んだらいい」



「・・・・ううん、いい」



「いいって何だよ?」



「・・・・。」



「とにかく俺の事で篤に言われて気にするくらいなら俺に聞いて=3」



「他にアイツに何か言われたの?」



「・・・・・。」



「気になる事があるんなら、今全部言って=3」



「・・・・・。」
< 141 / 297 >

この作品をシェア

pagetop