恋せよ男女(オトメ)
「篤の車で寝てたの?」



「うん。」



「結衣ちゃん(-0-#)」



「何?」



「篤は男なんだよ!!!」



「分かってるよ!」



「だから・・・・篤の横で寝るなんて( ̄" ̄#)」



「じゃー慎ちゃんだって男でしょ=3」



「わざと寝たんじゃないもん(>3<;)!!!」



「俺は大丈夫だよ!」



「何で大丈夫なの?」



「大人だから=3」



「私は仕事のパートナーだから?」



「・・・・・。」



慎一郎は結衣の突っ込みに何も答えずに言葉を飲み込んだ。



「眠いなら迎えに行くから俺に電話して!」



「・・・・・。」



「分かった?」



「・・・・・・。」



「分かった(-。-;)」



「あの時は篤君から電話があって・・・・前の日は寝てなくて・・・たまたま・・・」



「篤君優しいから慎ちゃんが心配するような事はないよ=3」



『優しいとか優しくないとかじゃないんだよ#』



「とにかく眠たくなるくらいなら俺に電話して・・・・。」



慎一郎はため息混じりに言った。



「着替えておいで。」



その場の空気を変える為か急に話を変えた。



いつもの部屋着で出てきた結衣は、



ソファーに移動して足を投げ出して座る慎一郎を少しの間見ていた。



「・・・・・」



「着替えたのか?」



慎一郎の方が先に結衣の存在に気がついた。



「うっ・・・うん。」



結衣は慎一郎の隣に静かに座った。
< 143 / 297 >

この作品をシェア

pagetop