恋せよ男女(オトメ)
「結衣ちゃん~明日からも仕事はここでしたらいいから・・・・」



「変な気は遣わないで!」



「・・・・うん分かった。」



「俺の携帯が繋がらない事はまずないと思うから、いつでも電話すればいいし、繋がらなくても留守電に入れといてくれれば必ず連絡するから!」



「・・・うん。」



ここまで言ったら、篤と会わないで欲しいって事に気づくんだろうか・・・・



「それと・・・・携帯切るのは止めて(´0`;)」



「・・・・。」



「頼む本当に心配なんだ=3」



「・・・・うん。」



ポツリポツリと信一郎から出てくる言葉は結衣の心に染み込むように入っていった。



『ここにいてもいい・・・・いつでも電話してもいい・・・・』



仕事の為のパートナーじゃない=3



そう言われているようで・・・・



「慎ちゃん・・・・」



「・・・Um・・・?」



『好き・・・・。』



思わず言ってしまいそうになった。



「あっ・・・明日から頑張るね(>0<;)」



「無理しないように頑張って=3」



「今回のでも十分だけど、他にも描いてみたいのがあるんなら楽しみにしてるよ(^0^)」



「俺は結衣ちゃんの一番目のファンだからね~」



慎一郎は結衣にグラスを向けた。



チ~ン♪



ワイングラスの乾杯の音が心地よく耳に流れ2人の夜は長く続いた。
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