恋せよ男女(オトメ)
「じゃ~よろしく頼むな!」



打ち合わせが終わったと同時にそそくさと席を立った慎一郎に、



「もう帰るのか一緒に飯食わないのか?」



「俺はいい=3」



2人と食事をする気分にはなれなかった。



「最近付き合い悪いな~急ぐ用事があるのか?」



「・・・・・。」




♪~♪~   ♪~♪~



ちょうどその時、慎一郎の携帯電話が鳴った。



「もしもし~」



「結衣です。」



「終わったのか?」



「うん。」



「飯は?」



横にいる2人の視線は全く気にせず結衣と話す。



「食べたい~(^-^)」



「分かった  迎えに行くから待ってて!」



「は~い(^-^)/」



「じゃ~な  また連絡するわ=3」



「おい=3  おいっ=3  堤!!」



慎一郎はそそくさと店を後にした。



「・・・・・。」



室井は慎一郎の去った後開いた口がふさがらないまま・・・・



「何だアイツ#」



「あの・・・・」



「何?」



「堤さんって 結衣ちゃんと付き合ってるんですか?」



「付き合ってる?!」


「はぁ~ それは絶対に有り得ない!」



「どうしてですか?」



「アイツは彼女とか面倒臭くて作ったりしないんだ=3」



「アイツが一番好きなのは仕事だろ~」



「・・・・。」



篤は慎一郎の最近の様子を見て何となく不安になった。



『結衣ちゃんは本当に仕事のパートナーなんだろうか・・・・』



「ただ最近アイツの様子は確かに変だよな・・・・。」



室井の一言に篤はドキッとした。
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