恋せよ男女（オトメ）

「もしかして慎ちゃん　　結衣に惚れたな～（￢０￢；）」





「実は結衣の事好きなんでしょ？！」





２人の言葉に室井と篤が驚かされた。





『あ～ぁ言っちゃった（－０－；）』





そこだけは直接触れまい・・・と変化球を投げ続けていた大人の室井とは違って、





恵子と紀子は直球を思いっきり投げつけた！！





「ハハハァ～」





多少の動揺があるかと思えば慎一郎は眉をヒクリとも動かさず大きな声で笑った。






「大好きだよ～一緒に仕事してても楽しいし、可愛いしね♪」





恵子と紀子は「チェッ（｀へ´＃）」という顔で視線をそらした。





「・・・・・。」





『やっぱり仕事のパートナーなんだね・・・・』





結衣は心の中で呟いた。





同じストラップをつけても、酔ったフリで抱きついても所詮慎ちゃんにとっては仕事でしかないんだ・・・・





長い時間一緒にいるうちにいつの間にか好きになっていた。





学校への送り迎え、毎日一緒の食事、お祝いといって開けてくれるワイン。





普段の姿を見せてくれるのも自分にだけ・・・・だと思っていた。





慎ちゃんの家にずっといる事が迷惑ではないと言ってくれた時・・・・・





『全部勘違いだったんだ・・・・』





結衣が下向き加減になったのを室井は見逃さなかった。