恋せよ男女(オトメ)
「・・・・。」




「結衣ちゃん=3」





「結衣ちゃんは慎一郎の事好き?」





室井の言葉にテーブルに座る全員が大きく目を開いて結衣の方を見た。





「・・・・。」





『言ってしまえ!!』





恵子と紀子は心の中でエールを送る。





「・・・・。」





「好きです=3」





勘違いと分かっていながら、





声を出して笑いながら言った慎一郎とは違って





結衣は本心で答えた。





「・・・・・。」





篤はため息をつきながら外の夜景に視線を外した。





『よく言ったぞ(>0<)!!』





恵子と紀子は勇気を出して言った結衣に拍手をしたくなった。





「・・・・。」





慎一郎は結衣の「好き」の言葉に何も答えなかった。





何も答えてやらない慎一郎にムッ#とした紀子が





「結衣・・・慎ちゃんの事が好きだって=3」





何か答えてやってよ!





と、ばかり慎一郎の顔をグッと見て言った(ー゛ー#)





「ありがと~嬉しいよ~」





慎一郎は余裕のある大人の笑顔でサラリと答えた。
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