恋せよ男女(オトメ)
校舎から門までを息を切らせながら走る。





はぁ=3  はぁ=3  はぁ=3  はぁ=3






「結衣!」






門を出ようとした時、結衣を呼び止める声が聞こえた。






「?!」






香澄だ。






慎一郎は慌てて走ってくる結衣の姿が目に入って






『あっ・・・・』






言いかけて急に自分とは逆の方に振り向いた結衣に・・・・・






「何急いでんの?」






「えっ・・・・あぁ・・・・まぁ・・・・」






「何どもってんの?」






「今日さ~また謙君達と会うんだけど一緒に行く?」






「・・・・  止めとく。」






「何か用事あんの?」
 





「うん。」






「そっかぁ~じゃ謙君に言っとくよ=3 残念がるだろうけどね!」






「うん、じゃ~」






結衣は急いでます・・・とばかりに香澄との話が終わりかけで歩き出した。






「ゴメン・・・・慎ちゃん(>0<;)」






「いいよ~早く着いただけだから(^-^)」






「友達はいいの?」






「あっ・・・うん=3」






「・・・・。」





慎一郎と結衣が歩いて行くのが香澄の目に入った。





「結衣・・・・・・」






「あの人この間の・・・・・」






結衣を乗せた外車は低い音と共に去って行った。
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