恋せよ男女(オトメ)
門の前で待つには少し目立つ車かもしれない・・・・・





トントン゛





助手席の方から窓をノックする音が





『結衣ちゃん?!』






慌てて振り返る。






「・・・・・?」





「こんにちは~」





窓を開けて、





「・・・・・?」





「悪い・・・・誰かな?」





「覚えててくださらなかったんですね~」





「結衣の友達の香澄です。」





「カスミ・・・・・・。」





「コンパの時の!」





「あ・・・・あぁ(-0-;)」






「こんにちは(^-^)」






「あ~こんにちは。」






「結衣待ちですか?」






「そうなんだ。」





「まだ講義は終わらないかな?」






「まだ終わらないですよ=3」





「・・・・そっかぁ(-0-;)」






「一緒に待っててあげますよ!」





香澄は慎一郎の返事を待たずに車に乗り込んだ。






「ちょっ・・・・・?!」






結衣の友達と言われて無碍に断る事も出来ずそのままにした。





「お名前は何て言うんですか?」





「つ・・・・慎一郎。」





無愛想に答える。

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