恋せよ男女(オトメ)
「慎ちゃん・・・・・もうここには来ないで=3」





精一杯の声で言った。





「お2人でごゆっくり!!」





恵子と紀子の2人は怒りのあまり手をグッと握り締めながらクルリと振り返り、





結衣の去った校舎の方に逆戻りした。






「ちょっと=3=3」






歩き出す2人の前に立ちはだかり、





「ちょっと待って!」





「結衣ちゃんは何処に言ったの?!」





「結衣ちゃんに話があるんだけど・・・・・」





「昨日、話したんでしょ~?」






「結衣の事は もうほっといて=3」





「結衣も他に仕事を探すって言ってたから、もう連絡もしないで!!!」






「ちょっ=3  ちょっと待って=3・・・・・それどういう事?!」





「どういう事でもいいよ・・・・慎ちゃんにはもう関係ないから!」





横で突っ立ったままだった香澄が、





「結衣ってわがままなんだね~」





まるで自分はそんなわがまま言いません・・・・とでも言うようにいい気になって言った。





ギッ(`へ´#)





3人は眉間にシワを寄せて睨んだ。





「えっ?! 何かマズイ事言った(>0<;)」





「・・・・・。」





「慎一郎さん~車の中に香澄の名刺置いておきました~香澄はいつでもOKです~連絡待ってます~♪」






そう言って笑顔で手を振って去って行った。
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