恋せよ男女(オトメ)
結衣の希望通り、何時から何時まで・・・・と決められた時間ではなく、雑用係として入れる時に何時間でも・・・・というフレキシブルに仕事をさせてくれることになった。


デザイン事務所なので、美術をやっている結衣にとっては興味のあることばかり・・・・・


時間の自由は効いて申し分のない職場。


時給は950円。


事務所の中は時間があってないような・・・・24時間常に誰かが仕事をしている状態なので結衣の仕事はなくなることがないといった感じ。


時間的なワガママを聞いてもらった分ハリキッって働きます(^0^)/


担当者にも気に入ってもらって会社を後にした。



会社を出てスグに恵子に電話を入れる


♪~♪~


「もしもし~結衣だけど~仕事できることになったよ~ありがとね」


「そう~とにかくよかったねとにかく長続きできるように頑張ってね」




次の日、結衣は学校の帰りに事務所に初出勤した。


初日にしては、いきなり雑用の山!!


「結衣ちゃん~これ頼むね」


「結衣ちゃん~こっちのもね」


名前を呼ばれる度に結衣の仕事は増えていく(-0-;)


初日から散々こき使われた。





学校が終わって出勤。学校が終わったら出勤。


毎日のコース。


もちろん結衣の来るのを待ちわびていたように毎日毎日雑用の山。


遊ぶ時間は無くなったけれども、何となく満足していた。


『今まではどうしていたんだろう・・・・』


自分がいなかった時の事を想像してみた。


「しっかし毎日よくもまぁ~こんなに用事を作ってくれるんだろう・・・・」


ダンボールを運びながらボヤイてしまった。



「はははっ~お疲れさん今日は皆で飲みに行くから一緒に来るか~」


誰もいないと思ってボヤイたはずが、通りかかった事務所の人に聞かれてしまった
  
< 3 / 297 >

この作品をシェア

pagetop