恋せよ男女(オトメ)
「何処に行くんですか?」


「とにかく乗って!」


「ハイッ・・・・。」


「あの~今日は昼も夜もご馳走様でしたm(_ _)m」


「いいえ~これくらいならいつでも言って!」



「所で・・・・どこへ?」


仮にも男性の車に乗って、それも考えてみれば見ず知らずの人・・・・


結衣は行き先を言ってくれない事に少し不安を隠せなかった。


「あの・・・・・」


「Hu・・・・?」


慎一郎は意味深な笑いを浮かべた。


「結衣ちゃん~結衣ちゃんは何歳?」


「18です。」


何故今年齢を聞かれるのか・・・・・


結衣の頭の中は更に不安になった。


『もしかして私・・・・赤ずきんちゃん太らせて食べちゃう?!』


「僕は32なんだ。」


「・・・・・ハイっ。」



「あんまりモテそうにないほどダサいかな?!」


「いえっ~どちらかと言えば入れ食いな感じ!!!」


「ハハハァ~~~~~(^0^)」


「だったらいいけど!」


「どういう意味ですか?」


「僕の事を警戒してるみたいだったからさ=3」


「子供の結衣ちゃんを襲わないといけないほど、あんまり困ってないから」


「あっ・・・・・・(+。+;)」


結衣は自分の考えていたことが透けて見られていたようで恥ずかしくなった。


確かに考えてみれば、カッコイイスタイルいいセンスいい話はおもしろい外車に乗ってるからお金持ちっぽい


『腐るほど女はいるってかぁ~(-д-;)』


「結衣ちゃんが喜びそうな所に連れて行ってあげるから~」


車は30分程走って・・・・・マンションの駐車場に入って行った。
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