恋せよ男女(オトメ)
『やっぱり・・・!!』



慎一郎は確信した。



『思ってた通りのイメージの絵を描く。』



『センスも才能もある見間違いではなかった。』



「こんな感じかな~」



「結衣ちゃん やっぱりいい腕してるよ!」



「本当ですか~嬉しい~(^-^)」



「バイト辞めて僕の仕事手伝わない?!」



結衣は慎一郎の言葉に一瞬何を言われたのか分からなかったのか、



キョトンとしたまま何も答えなかった。



「聞こえなかった? 僕と一緒に仕事しない?!」



「だっ=3ダメですよ~  生活できなくなっちゃうじゃないですか~!!!」



「もちろん! バイト代出すから!!」



「えっ?! 辻さんが・・・・・?」



「そうだよ~(^-^)バイト代が出ればいいんだろ?」



「そうだけど・・・今事務所辞めたら迷惑がかかりそうだし(´д`;)」



「・・・・。」



「じゃ~友達でバイトしたい子探してみたら?」



「結衣ちゃんだって雑用してるより、絵を描いていたいでしょ?!」



「そう・・・・だけど」



「辻さんの仕事って何をするんですか?」



「僕の仕事は・・・・会社から依頼されたコンセプトを元にイラストなんかを作る仕事・・・かな(^-^)」



「じゃ~私が描いた絵を使ってくれたりもするんですか?!」



「もちろん!!! さっきのお菓子の絵も、その中の1つだよ~」



結衣は素直に『やりたい』と思った。
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