恋せよ男女(オトメ)
「分かりました~」


課題はほとんど完成していたので、片づけをし始めた。


「社長の家ですね~(^0<)」


「社長って初めて会うんですけど、怖くないですか?」


「そうだよな~あんまり事務所に来る人じゃないからな~全然怖くないよ!」


「今日はそのまま帰っていいよ~あんまり仕事ないみたいだし」


『どんなオジサンなんだろう・・・・』


結衣は渡された書類を持って事務所を後にした。


地下鉄○○駅下車15分ほど歩いて、メモにある住所に到着。



『格好いいマンション~(※^-^※)』


予想通りの高級住宅街の中にあるマンションだった。


1701号室


他の階は6軒あるのに、17階は2軒しかない・・・・


最上階だし~


結衣は初めてのセレブ体験~と思ったらワクワクして仕事で来たことをスッカリ忘れていた。


1701~


ピンポン゛


インターホンを鳴らしても応答がない。


ピンポン゛


「・・・・・。」


「何でだろう・・・・」


インターホンの前でモタモタしていたら後ろから足音が聞こえた。


大きな扉が開いてエントランスに人が入って来て、


その人は住人のようで暗証番号を押してドアが開いた。



『不審者扱いされるかな・・・・』


そう思いつつも、一緒に中に入って行った。


エレベーターに乗り込み⑰のボタンを押す。



こんなマンションに住んでるなんて、どんな人なんだろう~


『エレベーターに乗り合わせた人も高そうな服を着ている人だった・・・・かも~』


17階についてドアが開いた。



右か左か・・・・・


確かに2件だけ。


「1701は・・・・こっち・・・」


ドアの前にたった。


「・・・・・・」


ドアに靴が挟まって少しだけ開いていた。


「金持ちなのに無用心だな・・・・」
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