恋せよ男女（オトメ）

第3章

「慎ちゃん～明日学校行かないから、今日泊まっていい？」



「あ～いいよ（＾０＾）」



「慎ちゃんは私に気にせず寝てね～」



「分かった。　用事があったらいつでも起こしていいよ～」



「うん　お休み～」



慎一郎はテーブルの上に、お菓子とジュースを置いてやって自分のベッドルームに入った。




カチャ　　カチャ



慎一郎の部屋に結衣が出す物音が少しだけ聞こえてくる。



『もう始めたのか・・・・・』



普通のクリエーター達は構想を練ったり・・・・・引きこもりのように自分の空間を作ってから作業を始めるのに・・・・



慎一郎は結衣の出す小さな物音を聞きながら眠りに着いた。




結衣は広い作業場で座り込んでいた。



「う～～～～ん（＋。＋；）」



今までのエステサロンのイメージだと高そう＆入り辛い＆何か売りつけられそう・・・・・な感じ。



「親しみ安くないとな・・・・・」



構想を練っている間に外は白々と明るくなっていた。



自分のスクラップに落書きのように何かを書き始め、



慎一郎が目を覚ました時、結衣は全く気づかない様子で机とニラメッコしていた。