【企画】半熟騎士の日記帳 2nd cross
「……でも、食料もなにもかも、流されちゃったし……」
そもそも野宿するつもりなんてしてなかったし、と弱気な反論をするキルトだが、ルーチェは全く聞く耳をもたない様子だ。
「……どうする?」
2人の口論(というか、ルーチェの一方的言い分)を少し離れて眺めながら、アシュレイはエリードに囁く。
「こども2人で放っておくわけにはいかないしさ」
彼らはこの先のアゼリアで宿をとるつもりでいたのだが、キルトはともかく、ルーチェがその案に乗るとは思えない。
かといって、武器ももたない2人を、ここに置いていくわけにはいかない。
「付き合うしかないね……」
エリードは肩をすくめ、キルトを言いくるめにかかっているルーチェに向かって、
「ここに泊まるなら、僕らも一緒でいいかな。朝になったら、町まで送るよ。なんなら、リュオまで付き合っても構わないし」
と、そう声をかけた。
そもそも野宿するつもりなんてしてなかったし、と弱気な反論をするキルトだが、ルーチェは全く聞く耳をもたない様子だ。
「……どうする?」
2人の口論(というか、ルーチェの一方的言い分)を少し離れて眺めながら、アシュレイはエリードに囁く。
「こども2人で放っておくわけにはいかないしさ」
彼らはこの先のアゼリアで宿をとるつもりでいたのだが、キルトはともかく、ルーチェがその案に乗るとは思えない。
かといって、武器ももたない2人を、ここに置いていくわけにはいかない。
「付き合うしかないね……」
エリードは肩をすくめ、キルトを言いくるめにかかっているルーチェに向かって、
「ここに泊まるなら、僕らも一緒でいいかな。朝になったら、町まで送るよ。なんなら、リュオまで付き合っても構わないし」
と、そう声をかけた。