【企画】半熟騎士の日記帳 3rd cross
「おはよう、キルト」

まだ少しボンヤリとしているキルトに、アシュレイが声をかけてくる。

彼はキルトよりも年下に見えるのだが、実際はそうでもないらしい。

エリードも同じ年だというから、四人とも似たり寄ったりの年齢だ。

出合ったばかりだが、なんとなくで言葉遣いも崩れていた。

「朝ごはん、できてるよ」

「え、ああ、ありがと……」

言われてみれば、火にくべられた簡易鍋から、暖かい湯気がたっている。

スープでも作っているのだろうか。
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