【企画】半熟騎士の日記帳 3rd cross
「エリー特製、朝のめざましスープ。魚釣ったのは僕だけど」

と、紹介するのはアシュレイで、エリードは微笑むだけ。

「おいしいよ。結構」

ほっと胸を撫で下ろすキルトを、ルーチェが睨む。

「なによ、キルト」

「な、なんでもないよ」

これがいつもの妙な実験でなくてよかった、とは、口が裂けても言えないキルトである。
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