叶わぬ恋心
振り向くと…
日にちはうる覚えだけど私が階段の踊り場でテニス部を見ていた。

「彼はどこかなぁ??わからんし。戻ろう。」

いた。

私のすぐ後ろに。

ほお杖をついて私と同じ窓から多分同じ場所を。

だって

「何しょん?」

ってきいたら

「まだ部活しとるかなって思って。」

って言われたから。

「ふ〜ん。」

この時間がずっと永遠に続けばいいのにと思った。

再び私は視線をテニス部に向けた。

(しあわせ!!!!!)

「あっ!!失礼しました〜!」

この声が聞こえるまでは。

この声を発したのは私の仲良しの1人。

もちろん私の彼への気持ちも知っている。

長い間私が帰らないから探しに来たのだろう。

何も言わずに帰ればいいのにあんなことをいうから!!

すぐに私は追いかけた。

(台なしだぁ…。)

彼女は謝ってくれて許したけどあのタイミングはなかった…。

ある意味ナイスタイミングだった。

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