叶わぬ恋心
思い出
私の彼に対しての思い出は一生物。

今年の春別々の高校に進むまではたくさん思い出が作れた。

給食時間班員全員でしたテーブルクロス引き。
手が当たったりしてた。

最終下校まで友達と学校に残って部活が終わると駐輪場まで走る。

彼の駐輪場は私の真向かいだったから近くにいれた。

雨の日はコートが使えないからピロティで球打ちや筋トレ。

さすがにこれは4階からは無理。

建物の中だったから。

だから私は美術室へ。

美術部とは仲がよかったから部員でもないのにいさせてくれた。

美術室はテニス部が練習しているピロティのすぐ横。

ピロティ側に窓はあまりなかったけどドアの上の部分はガラスだった。

凝視してると怪しいからチラッチラッ程度にかなりの頻度で見ていた。

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