一つの物語

帰り道

左野香は校門でてすぐに、左野香を待っていた黒いタキシードの男に高級な車に乗せられた。
（車の中で……）
黒いタキシードの男が運転をしながら、低い声で、
「左野香お嬢様、新しい学校、大丈夫でしたか??」
左野香が、少しホッペをふくらませて、
「うん。大丈夫だよ!!寺井（ﾃﾗｲ）!!でも、迎えとかいらないっていったじゃん!!」
寺井という黒いタキシードの男は、
「すみません。しかし、普通の公立の学校に通うことは、この寺井は心配で!!」
左野香は、笑って
「大丈夫!!子どもじゃないだから!!」
しかし、寺井は、
「すみません。しかし、この寺井は、佐々木財閥の跡取りの一人娘が、一般の公立の学校に通うのはー、」
左野香は寺井の心配症を笑って、
「大丈夫だって!!私、佐々木財閥とか関係なしに生きてみたいの!!」
寺井はシブシブ認めて、
「そうで、こざいますか!!」
と言った。
車は、大きな門をくぐり、広い庭を通りすぎた。