一つの物語
自然と宮へと近付いてくる。
二人とも、目が合ったまま……
宮は、
(時間が止まってくれればいいのに、一歩ともっと……ずっと……近くにいたい。)
一歩は、抵抗するそぶりもない宮の無防備な様子に少しずつ引かれていった。
(ダメだ~!!)
と思って、
突然、一歩は起き上がった。
そして、手をだして、
「大丈夫か??……悪かったな。……いきなり引っ張って。」
宮は、一歩の顔が赤くなっているのに気がついて、少しだけ声が裏返り
「うん!!……大丈夫だよ!!」
と言って、一歩の手をつかみ、起き上がった。
一歩の手は、ほのかに温かった。
宮が、
「このまま……手握っていていい??……家まで。」
一瞬、宮は自分が何を言ったか理解できなかった。数秒後、理解した。すごく顔が赤くなった。
一歩も、かなりてれて、
「……うん。」
一歩は、宮の赤面がとてもかわいいと思った。
二人は手をにぎて帰った。一言もしゃべらずに。
二人とも、目が合ったまま……
宮は、
(時間が止まってくれればいいのに、一歩ともっと……ずっと……近くにいたい。)
一歩は、抵抗するそぶりもない宮の無防備な様子に少しずつ引かれていった。
(ダメだ~!!)
と思って、
突然、一歩は起き上がった。
そして、手をだして、
「大丈夫か??……悪かったな。……いきなり引っ張って。」
宮は、一歩の顔が赤くなっているのに気がついて、少しだけ声が裏返り
「うん!!……大丈夫だよ!!」
と言って、一歩の手をつかみ、起き上がった。
一歩の手は、ほのかに温かった。
宮が、
「このまま……手握っていていい??……家まで。」
一瞬、宮は自分が何を言ったか理解できなかった。数秒後、理解した。すごく顔が赤くなった。
一歩も、かなりてれて、
「……うん。」
一歩は、宮の赤面がとてもかわいいと思った。
二人は手をにぎて帰った。一言もしゃべらずに。