一つの物語

宮は、帰って来て、ご飯も食べずに、自分の部屋にこもった。
母親が心配してくれた。
宮は、大丈夫だからと言って、ベットにうつぶせになった。
顔を机の方に向けた。自然と机の上にある写真ﾀﾃが目に入る。
その写真には、小さいころの宮と一歩が笑って、肩を組みなながら写っていた。
（今日、ハッキリわかった。一歩を見るたびに胸が切なくなるのが。
私……一歩のことが……きっと好きなんだ。
明日から、どう接すれば言いのかな??
一歩の優しい笑顔が、とても好き!!）
宮は、そんなことを考えながら、

宮は、ため息をついて、部屋の明かりを消して、その日を終わらせた。