一つの物語
あっという間に放課後
宮と一歩はずっと顔を見ようとしない。

左野香は、それを見て
(きっと何かあっただろうな~、一歩君…何したんだろう??)
左野香は、自然と一歩のことを考えるようになっていた。
左野香は、一歩のことを考えてる自分がドキドキしているのが、分かって、ギュッと自分の手を握った。

空は、雲り空。雨が降るかどうかわからない状態。
そんな空が……妙に切なく、これからのことを……予測しているかのようだった。

できれば、青空になって欲しい

と、一歩は思いながら、校門にいた。
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