一つの物語

買い物が終り、四人でしゃべっていた。
左野香は、携帯を見た。
「アッ！！こんな時間だ～。帰らなきゃ。」
一歩が、
「じゃ～、帰ろか!!」宮と西野も、
「うん!!」
左野香は、
「みんなと帰り道違うから、じゃ～ね～。」西野が、
「エェ!!……その……送ってくよ。」
「ありがとうね。でも、悪いからいいよ!!」「そう」
西野は、小さなため息をついた。
外は、バケツをひっくり返したような雨が降っていた。
左野香と別れた三人は、途中まで一瞬に帰った。
その途中で、一歩が西野に、背中を軽く叩いて、小さく
「ドンマイ!!」

三人は、雨に濡れながら帰った。