一つの物語
「………。」

「………。」

宮が、
「………じゃ~ね。」
「…………。」

宮が、走って家に帰る。
一歩は、そこから動けなかった。
何が起こったか理解しようとした。
(自分の体にしがみついた宮
唇にやわらかくて冷たい、いや、どこか暖かい物が重なった。

アレは?
宮の
唇??

俺……宮と……
キスした??!?!)

自分の顔に当たる雨が冷たくて、気持ちよかった。
きっと顔が真っ赤になり始めてる。
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