一つの物語
次の日の朝
昨日の雨は、一時的に止んだようだった。

一歩は宮と会わないように、いつもよりも早く学校に出た。

(早く学校に行ったって、学校で宮や左野香と顔を合わせることになるし……俺…どうすればいいんだろう??)
考えても答が出るわけがなく、ため息ばかりついて、学校に行った。
(いったい??俺のどこがよかったのかな??)
なぜか少しだけ笑ってしまう。
学校につくと、教室に西野がいた。
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