一つの物語
一歩はカバンを机に置き、西野の近くに行った。
一歩が

「昨日さ~、」

西野は、突然

「左野香ちゃんと昨日メールしてさ~、なんかやけにお前のことばかり聞いてきただよね。………それで、俺がなんでって聞いたら、左野香ちゃんが………お前のこと好きって言ってきた。」

「エェ!!……ごめん……昨日、左野香ちゃんに告白された。」

「返事はしたのか??」
「いや、まだ……。」
「俺……あきらめないよ。……左野香ちゃんに好きになってもらうように、かんばるよ。だから……俺のことは気にするな。」

その決意に隠し事はできないと思って、

「あと、同じ日に宮にも……告白された。」
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