一つの物語
お昼休み
宮とは一言もしゃべらなかった。
いや、しゃべることができなかった。
教室で、左野香から小さな弁当箱を渡された。
「ありが……とう。」
弁当箱を開けると、悲惨な物だった。
黒い何かと、黒い何かと、トドメに黒い何か!!
左野香が、
「はじめまして、作っただー!!……変かな??」
「……いや、大丈夫だよ。」
一歩はおいしそうに食べた。
とても苦かった。……でも、顔にはださなかった。
「ごちそうさま……おいしかったよ。」
左野香は、ニッコリと笑った。
(宮が小さい時に、作ってくれた弁当は、おいしかったな~。俺……宮のことばかり考えてる??)
宮とは一言もしゃべらなかった。
いや、しゃべることができなかった。
教室で、左野香から小さな弁当箱を渡された。
「ありが……とう。」
弁当箱を開けると、悲惨な物だった。
黒い何かと、黒い何かと、トドメに黒い何か!!
左野香が、
「はじめまして、作っただー!!……変かな??」
「……いや、大丈夫だよ。」
一歩はおいしそうに食べた。
とても苦かった。……でも、顔にはださなかった。
「ごちそうさま……おいしかったよ。」
左野香は、ニッコリと笑った。
(宮が小さい時に、作ってくれた弁当は、おいしかったな~。俺……宮のことばかり考えてる??)