一つの物語
文化祭!!

みんなが好きにクラスを移動して楽しむ。

一歩たちは、クラスのオバケ屋敷が大人気だった。

傷だらけの男の役をしている一歩が、
「ふ~う~、疲れた。」

いきなり腕を出す役の西野が、
「そろそろ交替の時間だよ。」

四人は、教室の外に出た。みんないろいろな格好をしているので、あまり目立たない。

左野香は、白い和服を着ていた。

宮も赤っぽい浴衣を着ていた。顔の横にノッペラボウのお面をつけていた。

色白の左野香が、少しだけ頬を赤くして、

「一歩君??………一緒に……クラス回らない??」

「ぇ!!…」
チラッと見る宮の目が潤んでいた。

「ごめん!!……俺他のヤツと回る役束しているだ。」

一歩はウソをついた。宮に悪い気がしたかろだ。

左野香は頭少し下げて
「…そ……そう。」

「ごめん。」

一歩はそう言うとみんなから離れていった。
西野が、
「左野香ちゃん??……俺とは??」

左野香は、少し声を落として、
「……そう……だね。……いいよ。」

西野は小さくガッツポーズをした。
二人は教室を離れていった。

宮が一人ポツンと残った。
(ダメだな~!!私、一歩に何もできないや、左野香ちゃんみたいに積極
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