しなやかな腕の祈り

一週間の時間

遊歩道でしばらくの時間を過ごした後、あたしたちは家に帰った。疲れで、あたしはすぐに眠ってしまったけど、お母さんはしばらく起きていたみたいだった。



夜中、時々目を覚ますの。



そのたびに、泣き声が聞こえる。



階下から、お母さんの泣く声。



あたしには、その日から数えて一週間しか滞在期間が残されていなかった。



「お母さん…泣いてるん??」



聞きにいきたくても、体だけ動かない。まるで、聞きにいこうとする自分の心を…自分の体がブロックしているみたいだった。




泣き声を気にしながら、あたしはまた眠りについた…