キライ。スキ。ダイスキ。
いつだったっけ。

初夏だから、6月くらぃだったかな。

いつもみたく「普通に」昼食とろうとして、食堂に行ったの。
それで、あまりにも人が多すぎて紗耶を見失っちゃって。

そしたら…、

――ドンっ!

―――バシャっ!!

「キャー!!純也様ー!?」

その奇声にぶつかってしまったらしい人物を見ると…


うそーん!!まさかまさかの、超女子に大人気(あたしはキライ。)の佐久間純也が…!!

「ってぇなー...てめぇ、どこ見て歩いてんだよ。」

「なによ!あんたがキャーキャーされてそこにいたのが悪いんでしょ!?」

「へぇー。お前、俺に口答えするんだ。この【俺】に。」

「…っ、あんた親の権力使うなんて最低ね。」

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