満月の夜に魔女はワラう 第一部 新月の微笑
5-Ⅱ
あたりは闇。
漆黒が空間を支配し、それを免れているのは夜空の星々だけ。
人工の光源が見当たらない山中にそれはいた。
魔女 glasses witch。
「発見しました。glasses witchです。」
千草は傍らで槍を握る男に向かい報告した。
男は神父のような服に身をつつんでいるが、やはり、それは全てが黒ずくめだ。
闇と同化するように黒い衣を纏った二人は対象に近づいて行った。
今日の対象は魔女glasses witch。
数日前にこの魔女がこの世を破滅させる術を求め、その道具を集めているという報告が入った。
そしてチェーンから二人の使徒が差し向けられた。
漆黒が空間を支配し、それを免れているのは夜空の星々だけ。
人工の光源が見当たらない山中にそれはいた。
魔女 glasses witch。
「発見しました。glasses witchです。」
千草は傍らで槍を握る男に向かい報告した。
男は神父のような服に身をつつんでいるが、やはり、それは全てが黒ずくめだ。
闇と同化するように黒い衣を纏った二人は対象に近づいて行った。
今日の対象は魔女glasses witch。
数日前にこの魔女がこの世を破滅させる術を求め、その道具を集めているという報告が入った。
そしてチェーンから二人の使徒が差し向けられた。